最も一般的な墓石の形で、仏舎利塔を原型に江戸時代にできたといわれています。
一番上に棹石（さおいし）、次いで上台（じょうだい）、中台（ちゅうだい）、
そして一番下に芝台（しばだい）といわれる敷石を置いた四段構造（和型四段構造）、
あるいは敷石を置かない三段構造（和型三段構造）が基本構造です。
石は上から「天（家庭円満）」「人（人望）」「地（財産維持）」を表しています。
棹石には「◯◯家」「先祖代々墓」などと刻まれます。
和型の美しさを際立たせるため細部に加工を施すことがよくあります。
地域により形状、寸法に特徴があり種類も豊富です。

横幅の広いモダンな墓石で、公園墓地や芝生墓地でよく見かけるタイプです。
安定感があり、視界が開けるため明るい雰囲気を感じるのが特徴です。
台石が１段のものと２段のものがあり、和型と比較して墓石に刻まれる文字の自由度も高く、
洋風のイメージが好まれ最近人気が高まっています。

故人の生前の趣味や思い出をお墓の形にしたものなどや、
最近では生前建墓でご自身の思いや気持ちを形にしたものなどがあり、
自由かつ個性豊かなデザインが施された墓石で、故人の人生を語るのにふさわしいのはもちろん、
見る人を楽しませるという特徴もあります。